自然と文化が奏でる、国際親善文化観光都市 軽井沢

長野県の東端、群馬県境に位置する軽井沢町は、浅間山(標高2,568メートル)の南東斜面、標高900~1,000メートル地点に広がる高原の町です。
昼夜の気温差が大きいので、野菜が甘くやわらかく育ちます。また、霧が多く発生するので野菜の表面が乾燥することなくみずみずしいのが特徴です。レタスやキャベツ、白菜などの葉菜類の栽培が盛んです。
軽井沢町の畑の風景
軽井沢町の地図

軽井沢町の気候

軽井沢町の年間気温を表したグラフ
○平均気温/8.1℃(最高/31.5℃・最低/−18.6℃)
○年間降水量/1127.5mm ○年間日照時間/1977.0時間
○標高(耕地)/800m~1,000m

軽井沢町は、年間平均気温8度前後の避暑地にふさわしい冷涼な気候です。
夏は30度を超える日があるものの、平均気温は20度前後と真夏でも比較的涼しく、一方の冬は零下15度前後の厳しい寒さになることもあります。
軽井沢は霧が多く発生することでも知られていますが、これは関東からの気流の影響によるもので、年間100日以上霧が発生します。

軽井沢町のご紹介

 追分の浅間神杜に、芭蕉の『ふきとばす石も浅間の野分かな』という句を記した碑があります。元禄元年(1688)、芭蕉は『更科紀行』の旅で中山道の追分・沓掛・軽井沢宿を通り、碓氷峠を越えています。当時3つの宿場は浅間根腰の三宿と呼ばれ、参勤交代の行列や善光寺参詣の人々でにぎわいました。いまその面影はほとんど失われましたが、追分にわずかばかり残る建築物が街道筋の風情を感じさせます。

 明治になると離山から矢ケ崎を通り群馬県坂本へ通じる碓氷新道や馬車鉄道が開通し、近代化のなかで峠越えの旅は様相を変えていきます。
明治19年、一人の外国人の来訪が、軽井沢を宿場町から避暑地へと一変させます。友人とともに軽井沢を訪れたカナダ生まれの英国聖公会宣教師のアレキサンダー・クロフト・ショーは、すばらしい自然に感動して、『屋根のない病院』と軽井沢を称えました。明治21年には大塚山に山荘を構え、軽井沢の魅力を内外の知人に紹介。それ以後、別荘が建ち、明治中期には万平ホテル、三笠ホテルなどの西洋式ホテルが登場し、保健休養地としての地位を確立していきました。

軽井沢町の観光地

①写真左上/白糸の滝 ②中上/石の教会 ③右上/ショーハウス
④左下/三笠ホテル ⑤中下/幸福の谷 ⑥右下/旧軽井沢銀座

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