中生・晩生種プルーン、生育順調!!


お盆明け以降に収穫を迎えるプルーンの生育状態を確認に、複数の農家さんの果樹園に伺いました。
「本年は凍霜害(とうそうがい)の被害が甚大」と聞いていましたが、これから収穫の中生・晩生種のプルーンは、例年に比べ“サビ”が出たB級品の比率が多少高いものの収穫量の確保は期待できそうです。
(とはいえ、“霜の通り道”にあたってしまった農園の実付きは酷い状態でした。)

※凍霜害とは凍結による凍害と、霜による霜害を合わせた言葉で、春季の降霜や降雪により、果樹の新芽や花が枯れてしまい、果実の成長に悪影響を及ぼす被害のことです。
特に開花時期の降雪による受粉果の凍結は結実の割合を大きく低減させてしまいます。


①写真左上/ローブドサージェン ②右上/サマーキュート ③左下/くらしま早生 ④右上/くらしま

以前より当サイトをご利用の、ご購入予定の皆様にはご心配をお掛けする状況が続いておりましたが、当初の予想より好転している旨のご報告ができますことに関係者一同ホッとしています。
現在なるべく多くの皆様にお届けできるよう日々奔走しています。また、近年の資材・燃料の高騰により地元での取引価格も上昇傾向ですが、大幅な値上げは抑えるよう努力致します。が、生産者さんにマイナスのご負担も望まないため、小幅な値上げにはご理解とご協力何卒よろしくお願い申し上げます。

「隔年結果」とは。

生育は順調でも本年は「裏年」。今後の天候にも気が抜けません。
多くの果実を着ける成り年(表年)とほとんど着けない不成り年(裏年)が繰り返される現象を「隔年結果」と呼び、果樹は1年おきに豊作・不作を繰り返すと言われています。

ただでさえ本年は「不なり年」と覚悟していましたが、春の天候凍霜害の影響がこれほど大きく出た年は近年では稀。
一昨年は前半は順調な生育をしていたものの、お盆期間中の連日の雨により収穫量が半減した苦い経験がありました。
ご承知のように、私たちの地域は【天空彩園】の名が示すように国内屈指の過酷な自然環境と標高の高い地域。
朝夕の寒暖差が織り成す自然の絶妙なバランスが、メリハリのある味覚や食感を育み、フルーツ大国信州の中でも私たちの地域の品質には高い評価を頂いています。
が、反面その自然環境のバランスがわずか崩れることにより、今回のような収穫量減の危険性を孕んでいます。
「自然が育む産物を頂くとはこういうこと。だからこそ尊い」と広い心でご理解頂ければ幸いです。

現時点では、豊作とはいえないものの多少の低減で済みそうですが、お客様にお届けするまでは安心できません。
収穫状況を確認しながら順次在庫数を増減していきますが、ご注文頂いたお客様には100%お届けできるよう最善の努力をさせていただきます。

ご不明・ご心配な点がございましたら、ささいな事でもお気軽にお問い合せください。
引き続き「天空彩園」をご贔屓よろしくお願いいたします。

2023年 プルーン 収穫予想

下記は現時点での【天空彩園】の生産者さんの収穫予想です。(8月上旬時点)
前回7月下旬の予想に比べ改善しています。
下記表の収穫予想の数字は、例年と比較した%です。
※今後の生育状態により、変動がございます。最新状況が伝わり次第更新しています。

■プルーン